賢い住まい探し 2

それでは、前回で分けた

賢い住まい探しの1番目のセグメント
1. 人気の沿線(駅)・地域で探す
2. 人気地域の周辺で探す

賢い住まい探しの2番目のセグメント
1. 永住指向
2. 永住指向ではない

賢い住まい探しの3番目のセグメント
1. 一戸建て派
2. マンション派

上記の組み合わせで「賢い住まい探し」を考えて行くことにしましょう。
今回は一番厄介な家探しと言ってもよい組み合わせです。

こんにちは、佐海です。

なかなか無いものを探すと言う事ほど、厄介なものはありません。
それが住まいともなればなおさらです。

「人気の沿線(駅)・地域で探す」+「永住指向」+「一戸建て」=希少価値=高額物件
と言う事になって来ます。

みなさん「お金に糸目は付けない」と言いたいところでしょうが、現実にはみなさん予算を決めて探される訳ですが、前回の内容を思い出してください

その際に、価格とスペックが影響して来る訳で、価格・場所・スペックは常に悩ましい三角関係となります。
同じ場所で探す場合、価格(予算)が高くなるほど、スペックの選択肢も増え、三角形が大きくなり、逆に価格(予算)が少なくなればスペックの選択肢は限定され、三角形が小さくなるイメージです。
と言う訳で、潤沢な予算であれば物件の選択肢もあるのですが、予算が少なければ当然に限られた選択肢しかないと言う事になります。

例えば
人気地域・最寄り駅から徒歩10分以内・築10年以内・敷地面積100㎡以上・建物面積100㎡以上・4LDK・車庫付きの中古一戸建てが予算¥3,000万円以内(絶対条件)で欲しいと言った場合です。

上記の希望条件の相場が¥3,800万円だとした場合、この方の選択肢としてはとても小さな三角形となります。
探す地域が人気地域で、予算が¥3,000万円(絶対条件)なので、後はスペックを妥協するしかないのです。

すなわち、最寄り駅から徒歩・築年数・広さ(面積)・間取を妥協するしかないのです。

しかし、この条件の中でも譲れない条件が有った場合、例えば、家族構成を考えた場合、広さ(面積)・間取は妥協できないとなると、残りは最寄り駅から徒歩・築年数を妥協するしかない訳です。

結果、人気地域の最寄り駅からは遠く、築年数も古年となる訳ですが、そのような物件は既に人気地域からは離れており、永住できる物件ではなく本末転倒となる訳です。

もはや何のために人気地域で永住したい家を探しているのか訳が分かりません。
要するに、無いものねだりと言う事です。

それほど、人気地域の一戸建てを買うのは難しいと言う事を承知で探さなければ、無いものを探していたと言うことになり時間のロスになります。

これは決して笑い話ではなく実務でも実際よくあるケースです。

つづく

まとめ

・人気地域での家探しはやっかい
・人気地域での家探しは予算に余裕をもちましょう
・人気地域での家探しは無いものねだりになりがち

賢い住まい探し 1

「賢い住まい探し」と言っても、みなさん個々探されている希望条件も違いますし、条件に合った候補物件が、早々にたくさん有る訳でもないと思いますので、みなさんの希望条件をいくつかのセグメントに分けて考えてみたいと思います。

こんにちは、佐海です。

このブログで過去何度かお話ししましたように住宅の相場は、価格(予算)・場所(所在地)・スペックで成り立っています。

価格(予算)については、みなさんの現状の経済的な環境からご判断いただくしかないのですが、所在地については住みたい場所が明確に決まっている方もいらっしゃるとは思いますが、決まっていない方の多くは、現在の自分及び家族の生活環境を考慮に入れて探す場所を沿線(駅)または地域で決め、絞っていくことになります。

その際に、価格とスペックが影響して来る訳で、価格・場所・スペックは常に悩ましい三角関係となります。

同じ場所で探す場合、価格(予算)が高くなるほど、スペックの選択肢も増え、三角形が大きくなり、逆に価格(予算)が少なくなればスペックの選択肢は限定され、三角形が小さくなるイメージです。

つまり、人気のある沿線(駅)や場所は当然に価格が高くなるのは言うまでもないのですが、このような場所の共通点は大きく分けて二つ有るのではと考えます。

一つ目は、ステータス性が高い
二つ目は、資産性が高い

この二つの要因を併せ持つ場所は、とてもレアな場所であると言うことになります。 なので、住宅地としての環境が良く、利便性も良いために資産性が高く人気の地域となり相場が高くなると言う事です。

確かに、このような地域で住めると言うのは、だれしも憧れ羨ましい限りではありますが、もう少し冷静に見るとこの様な地域は、地価が高い分けで店舗の賃料も高いため同じ商品を売る場合も高くなり、物価が高くなります。また、固定資産税も当然に高い傾向にあります。

要するに、生活の維持費が高いわけで、その生活コストと人気地域の周辺地域での生活コストとを正確に比べてみれば相当なコスト高になっています。(正確に対比した資料はありませんが、今後明確にして行けたらと考えています。)

前置きが少々長くなってしまいましたが

賢い住まい探しの1番目のセグメント

1. 人気の沿線(駅)・地域で探す
2. 人気地域の周辺で探す

この選択に影響するのは、永住する予定か否かです。
永住指向の方は、断然 2. 人気地域の周辺で探すがお薦めです。また、永住指向の方は、一戸建て住宅を前提に住まいを探されている方が多いと考えており、そもそも人気地域での一戸建て住宅の供給は限られており、希望条件に合う物件に巡り合うのは至難の業で、確率的には低いと言わざるをえません。

賢い住まい探しの2番目のセグメント

1. 永住指向
2. 永住指向ではない

賢い住まい探しの3番目のセグメント

1. 一戸建て派
2. マンション派

人気地域の周辺で探す。をお薦めする理由

1. 一戸建て住宅を前提に住まいを探されている方が多い
2. 人気地域での一戸建て住宅の供給は限られており、希望条件に合う物件に巡り合うのは至難の業で、確率的には低い
3. 物件の選択肢が多い
4. 一戸建て住宅のメンテナンスはすべて自己管理となりメンテナンス費用を予め考慮に入れておく必要がある
5. 生活コストが少なく済む

以上のような理由から、永住指向であれば資産性に拘る必要はないのと、人気地域の周辺であれば、資産性も極端に落ちるとは考えられないので、現状の自分と家族の環境を考慮に入れ冷静に判断し多くの選択肢から物件を選んだ方が賢いと言えます。ただし、どの程度の周辺であるかはみなさんの感覚に委ねられます。

反対に永住指向でない方はマンションを探す方が多いようで、換金性を考えて資産性が高く、人気地域で選ぶが正解かも知れませんが、選択肢が少なくなるのは否めません。
つづく

まとめ

・賢い住まい探しの1番目のセグメント
人気の沿線(駅)・地域で探すか人気地域の周辺で探すかです。

・賢い住まい探しの2番目のセグメント
永住指向か否か

・賢い住まい探しの3番目のセグメント
一戸建て派かマンション派か

営業担当者の心の内・住まい購入編 第8回

こんにちは、佐海です。

不動産の相場は「ピンポイント」で表す事はできません。
過去の成約事例と対比して売却価格を予想するわけなのですが、経済動向・季節・競合物件などの影響を受けブレがあります。
不動産とりわけ「住まい」の売買の場合、相場は売却予想価格の前後5%位はブレがあります。
経済が安定している時は概ね3%の範囲でのブレがあります。

買主(奥様)「こんにちは」

営業担当者「いらっしゃいませ」

買主(奥様)「ご連絡いただきましてありがとうございました。」

営業担当者「はい、値段交渉の件であれから先方の不動産会社の担当者と、いろいろに交渉をしていたのですが…実のところ最終に帰ってきた答えが、3,550万円と言う事で30万円しか下がりませんでした。」

営業担当者の心の声(さて、怒らせないで腹落ちさせるのが今日の仕事だ)

買主(ご主人)「3,400万円になるって言ったじゃないですか」

営業担当者の心の声(言っとらん…ここは口答えをせず我慢あるのみ、直ぐに本音が聞けるので、そこからが勝負)

買主(ご主人)「せめて3,450万円にならないんですか?相場だとおっしゃってましたよね」

営業担当者「残念ながら3,550万円は最終のお返事です」

買主(奥様)「私も実家の両親に報告してしまって…とても喜んでくれたんです」

買主(ご主人)「予定の3,500万円以内ならお世話になろうと家内と話していたのですが…」

営業担当者の心の声(ほらね…買う気満々素直ないいお客様だなぁ)

買主(奥様)「何とかもう少しなりませんか?」

営業担当者「実は、先方の担当者と何回かやり取りしている間に、二番手の買付証明が入り3,550万円なので、早期にお返事を下さいとの事なのです」

買主(ご主人)「そんな事あるんですか?」

営業担当者の心の声(さて、ここから勝負)

営業担当者「ルール違反ではありません。人気物件では、よくあることです極端ですが売り出し価格より高い価格で入ってくる場合もあります。結局、みなさん探されている条件は同じような方が多いと言う事です。不動産の場合、過去の豊富なデータベースがありまして、買われる皆さんの年収・年齢・家族構成などから自ずと購入価格・地域・スッペク(築年数・最寄りの駅からの距離・専有面積・間取など)がどうしても同じ条件となってきます。なので、人気地域の人気物件では、今回のようなことはよくあります。買いに入るタイミングまでがほぼ同じと言うことですね、ただ今のところ『交渉権』はこちらにあります。それに今回の場合、売主さんが意地を張って3,550万円でなければ売らないと言っているわけではないので、感情的になる必要はないのではと考えます。ここは、冷静に考える必要があるのではないでしょうか…」

買主(ご主人)「うむ…」

買主(奥様)「そうねえ」

営業担当者「まず、3,550万円とした場合の購入価格が妥当なのかですが、この○○○○マンションの今回のお部屋の相場は3,450万円と申し上げましたが、不動産の相場はピンポイントで表す事はできません。過去の成約事例と対比して売却価格を予想するわけなのですが、経済動向・季節・競合物件などの影響を受けブレがあります。不動産とりわけ「住まい」の売買の場合、相場は売却予想価格の前後5%位はブレがあります。今回の場合、3,450万円の±5%なので、3,278万円~3,623万円ですね。経済動向が安定している時は、ここまでブレることはありませんが3%位のブレは、ブレではなく相場の範囲と言えます。3,450万円に対して3,550万円は3%以内です。次に、この物件を購入した場合の付加価値を考えてみましょう。今までお付き合いいただきまして強く感じていたのは、奥様の実家が近いと言うことです」

買主(奥様)「そうなんです。子供が出来ても安心して働くことができるのと…今は両親もまだ若いですが、10年後20年後を考えると心配で、お互いに支え合えるのが大きいと思います」

営業担当者「実際に子供さんを、ちゃんとした施設に預けるとなると、かなりお金かかりますからね。最後に、他に候補物件があるかどうかなのですが、お金(資金計画)・場所・スペックが決まっています。そうすると、該当するマンションは、今回のBマンションとA・Cマンションの三つだけです。築10年前後の売り物件が出る件数は、この地域では総戸数の3%位です。
A・B・C物件の総戸数は約150戸です。(150×0.03=4.5)で4~5戸と言う事になります。要するに滅多に売り物件が出ないと言うことです。しかも、人気物件なので情報として市場に出回らない確率が高くなるので、今回はチャンスと言う事です。」

買主(奥様)「そうなんだぁ」

買主(ご主人)「うむ…」

営業担当者「予算面でもう一度考えてみましょう。購入価格3,550万円に対して、諸費用(住宅ローン関係・登記費用・仲介手数料)は220万円です。そして、確かにお部屋は丁寧にお住まいなのでリフォームは一見不要みたいですが、家具が無くなればクロスの変色が必ずあるので貼替えの必要がありますよ。また、エアコンの設置・照明器具・場合によっては給湯器の交換も視野に入れておく必要があり、引っ越し費用を考えると、やはり予算を100万円みておかなければなりませんので…。合計3,870万円位になりますね。資金計画は住宅ローン3,500万円・頭金300万円・諸費用100万円の合計3,900万円でしたので、大丈夫ですね」

買主(ご主人)「うむ…」

営業担当者「後は、探す場所を変えるかです。
もう一駅先の○○駅なら同じスッペク(築年数・最寄りの駅からの距離・専有面積・間取など)の物件が一割程度お安くなりますので
買い易くなります。」

買主(奥様)「○○駅は急行が止まらないので…ちょっと」

買主(ご主人)「うむ…」

営業担当者の心の声(やはり、奥さんは買いたいんだ!ここは、奥さんにご主人さんを説得していただくのに賭けよう…ここでご主人さんの説得にかかり、奥さんとの考えの違いを口に出してしまうと後に引けなくなるので、二人で一晩ゆっくり話し合っていただきましょう。奥さんにお願いされると、このご主人は真面目で優しいので、必ず折れるはず)

営業担当者「はい、今すぐの結論は結構です。先方の担当者には明日の午前中にはお返事させていただきます。と言ってありますので、ご夫婦でゆっくりお話しいただいて、明日の午前中にお電話で結構ですのでお返事を聞かせてください。よろしくお願いします」

買主(奥様)「わかりました。」

買主(ご主人)「うむ…」

〜中略〜

買主(奥様)「もしもし…?昨日はお世話になりました」

営業担当者「結論出ましたか?」

買主(奥様)「はい、お世話になりますので、宜しくお願いします。あれから、実家の両親にも相談ようと思い電話したら、主人のご両親といろいろ相談したらしく、主人のプライドを傷つけない位の金額50万円づつをお祝い金として出してくれると言う事で、さすがに主人も感激し、あっさり『うん』と言ってくれました」

営業担当者の心の声(ヤッター!!やっぱりね。奥さんも奥さんの両親も何としても近くにいて欲しいんだよね)

終わり

まとめ

・不動産の相場は「ピンポイント」で表す事はできません。
・過去の成約事例と対比して売却価格を予想するわけなのですが、経済動向・季節・競合物件などの影響を受けブレがあります。
・不動産とりわけ「住まい」の売買の場合、相場は売却予想価格の前後5%位はブレがあります。
・経済が安定している時は概ね3%の範囲でのブレがあります。

営業担当者の心の内・住まい購入編 第6回

こんにちは、佐海です。

不動産の相場の構成要件は「お金」「場所」「スペック」*1の三要素で成立しています。
特に「住まい」を買うと言う行動を起こし、買う物件を決めるための「判断」をするには、よほどのお金持ちでない限り、まず「お金」すなわち資金計画(住宅ローン)が分かっていなければ「判断」できません。
次に、「場所」にこだわるか「スペック」にこだわるかです。
「お金」と「場所」が決まっている場合は「スペック」で最終判断する事になり、「お金」と「スペック」が決まっている場合は「場所」で最終判断する事になります。

構成要素の三要素のうち二要素は絶対条件になり、残りの要素が必要条件と言うことになります。
「場所」と「スペック」が決まっている場合は「お金」で最終判断する事になりますが、この場合は結果「お金」が足らなくて買えないと言うことになります。
俗に言う「無いものねだり」です。

*1「スペック」とは、物件種別・大きさ(専有面積・床面積・敷地面積)・最寄りの駅からの距離・築年数・間取・その他(角部屋・角地など)を言います。

買主(奥様)「こんにちは」

営業担当者「いらっしゃいませ」

買主(奥様)「先日は物件資料を送っていただき、ありがとうございました。」

営業担当者「本日はその内の3物件をご案内させていただきます」

買主(ご主人)「よろしくお願いいたします」

営業担当者「はい、それでは行きましょう」

〜中略〜

営業担当者「いかがでしたか!?。」

買主(奥様)「はい、実際に内覧して見てみると資料とは印象が随分違いますね」

買主(ご主人)「僕は1件目の○○○○○マンションが、駅から近いしゆったりした感じで良かったと思うなあ・・・ただ、築18年と言うのが気になりますね」

買主(奥様)「私は最後に見た○○○○○マンションが良かったわ、とても大事にお住まいで、お台所や洗面台・お風呂などの水回りが綺麗だったわ。ただ、○○駅から徒歩20分と言うのが・・・」

営業担当者「はい、本日内覧していただいた3物件にはそれぞれの特徴があります。
売り出し価格はほぼ同じで1件目は○○駅から徒歩7分・築18年・78㎡の3LDK南向きです。2件目は同じ○○駅から徒歩12分・築10年・65㎡の3LDK南向きです。そして、3件目も最寄り駅は同じ○○駅で、徒歩20分・築10年・72㎡の3LDK南向きです」

営業担当者の心の声(どうやら、ご主人さんも奥さんも共通しているのは、ある程度は広さにこだわりがあるようだ・・・これからじっくりと勉強していただこう!)

買主(奥様)「そうですね・・・資料の間取図では分からなかったのですが、同じ5帖でも随分広さが違うなと感じました。
1件目の洋室5帖と2件目の洋室5帖では、2件目は随分狭く感じましたね。本当は、専有面積以外は理想に近いので期待していたのですが。」

営業担当者「そうなんです。マンションの場合、「帖」は参考程度に見ておかれた方がいいですよ。1帖の広さの定義を、設計段階でそれぞれのマンションで勝手に決めているので当てになりません。実際にご覧になっていただいた感じが大事です。特にマンションの場合、室内に柱や梁の出っ張りがあり間取図以上に狭く見えるお部屋が多くあります。」

買主(奥様)「今住んでいる賃貸のお部屋が3LDK・63㎡ですが1部屋は納戸と言ってもいいほどの広さしかありませんし、大きな柱が角にあり、おまけにお部屋がとても暗くて・・・」

営業担当者「そうですね。気を付けなければならないのは、同じお部屋でも“洋室”表示と“納戸”表示の違いです。建築基準法でお部屋の床面積に対する開口部(窓)の有効採光面積が決められており、一定の有効採光面積を満たしているお部屋は“洋室”表示しており、基準以下は“納戸”表示としなければなりません。(その他に換気量の規定あり)今でも稀に建築基準法上本当は“納戸”なのに“洋室”表示している資料があるので注意する必要がありますが、物件資料の間取図だけでは、ほぼ分かりませんし建築の知識が無いと実際に物件を見ても分かりません。これは、不動産会社の営業マンでも分かりません。」

買主(ご主人)「そうなんだ。」

営業担当者の心の声(そうなんですよ。実際に物件を見ないと分からないことが沢山あるので、大変だけどあと2~3回一緒に見て回りましょう・・・。まだまだ、これから勉強してもらいますよ)

まとめ

・不動産の相場の構成要件は「お金」「場所」「スペック」の三要素で成立しています。

・建築基準法でお部屋の床面積に対する開口部(窓)の有効採光面積が決められており、一定の有効採光面積を満たしているお部屋は「洋室」表示しており、基準以下は「納戸」表示としなければなりません。

 

営業担当者の心の内・住まい購入編 第5回

こんにちは、佐海のおっちゃんです。

住宅のような高額商品は「衝動買い」は、したくてもできません。
衝動買できる方は、よほどのお金持ちの方でしょう。
住宅を買うには、資金計画(住宅ローン)で買える上限の把握と、買いたい場所の相場観がないと「買う」と言う判断を下す判断軸がないので買えないのです。
その上で、スペック(築年数・最寄の駅からの徒歩・面積・間取り・その他)をどれを優先するか総合的に判断することになります。

買主(奥様)「1,500万円を5年後に一部返済した場合、返済期間はそのままにした場合、毎月の返済額はどれくらいになりますか?」

営業担当者「今、計算しますので、ちょっと待ってください…」

営業担当者の心の声(よっしゃー!いい感じになって来た!)

営業担当者「今回の場合2,000万円を30年で返済することとほぼ同じなので、約62,000円位ですね」

買主(奥様)「そんなに減るんだ…!」

買主(ご主人)「じゃあ、毎月の返済額はそのままにした場合、どのくらい返済期間の短縮ができますか?」

営業担当者「はい、毎月の返済額が95,000円なので1,500万円の一部返済となると、約157ヶ月分(13年)で既に5年返済しているので、残り17年ちょうどくらいかと」

買主(ご主人)「トータル22年で返済かぁ…よし、それで行こう」

買主(奥様)「そうね」

営業担当者の心の声(資金計画クリアした。やるねー俺。次は、相場の把握だ。ところで、本当に物件あるかなぁ…。取り敢えず、今日のところはこのままお帰りいただき、あとは現場で物件を見ていただくだけだ)

営業担当者「3LDK・70㎡台の中古マンションは、皆さんが探している競争相手が多い物件ですので、それまでに実際の物件をいくつか見比べて相場の把握をしておく必要があります。でないと、どの物件がいいのかの判断がつかないので物件を見に行きましょう。」

買主(奥様)「私たちまだ物件を見たことがないのですが…お部屋は空いているのですか?」

営業担当者「いいえ、ほとんどの場合まだお住まいです」

買主(奥様)「お住まい中なのですか!」

営業担当者「大丈夫ですよ。住まい(居住系)の売買の場合、売却動機にもよりますがほとんどの場合、お引越しする前に売りに出しますので、売主さんもそこは割り切っておられます。それに、見に行く方(買主)も家具が入っている状態を見れるので空き部屋より入居後の広さの実感がわかりますよ」

買主(奥様)「なるほど…」

買主(ご主人)「僕は、駅から歩いて10分位であればOKだよ」

買主(奥様)「私は、カウンターキッチンがいいわ」

営業担当者「来週の日曜日3時間程度お時間戴けますか?実際にご自分達の目で一度、物件をご覧ください。あれ、まだお名前もお聴きしてなかったですね…ハハハ。こちらのアンケートに、お名前とご連絡先をご記入ください。」
買主(奥様)「お昼過ぎの1時から4時でお願いします」

営業担当者「では、それまでに当日見ていただく物件資料を、メールでお送りさせていただきます。」

買主(奥様)「宜しくお願いします」

営業担当者「ありがとうございました」

営業担当者の心の声(次回は、良い悪いは無しで出来るだけ多くの物件を見せて、
現実を認識してもらう事にしよう。いつものように、これから決め物(優良物件)が出るまで時間があるので、何回か面談して信頼関係の構築をしておこう)

次回、つづく。

まとめ

・住まいを買う場合の判断軸は、お金(資金計画)+相場の把握

・住まい(居住系)の売買の場合、売却動機にもよるが売主は居住中

・内覧は見物に来ているだけの場合がある

*住宅ローンの金利は、2018年7月度時点の三菱UFJ銀行の金利を参考に計算しています。
*住宅ローンの計算に際しては、優遇金利は考慮していません。

不動産に「掘り出し物」はあるのでしょうか? パート2

ここで、みなさんにお聞きしたいのですが、みなさんにとって「掘り出し物」とはなんでしょうか?

特に、「住まい」と言うのはみなさんにとって生活の基盤であり安らぎの空間で癒しの場でなければなりません。

その為にみなさんは絶対に失敗したくないと考えます。
騙されて高い物を押し付けられてしまうかもしれないと言う恐怖感からくる価格への欲求。
恐らくそれが「掘り出し物」へのあこがれ・欲求となって表れているのではないでしょうか?

自分の「住まい」は○千万円で手に入れることができた、相場の○百万円も安く買え「掘り出し物」だった!と言う訳です。

しかし「掘り出し物」の定義は価格だけでしょうか?

例えば

相場2,000万円のマンションの場合、2年前に300万円かけてリフォームした物件を2,000万円で買えたらどうでしょう?

また

同じマンションの同じ面積の住戸で東南角部屋が2,000万円で買えたらどうでしょう?

価格に対して物件の価値:スペック(※1)が高いとか、その反対に物件の価値:スペックに対して価格が安い物件が手に入るとしたらあなたはその時どう思いますか?
これは「買い得だ」と思いますよね!

※1:スペック
スペック(spec)は「仕様(機械などの構造や性能)」という意味の言葉です。不動産では土地の場合「面積」「方角」「立地」「高低差」などで、マンションでは「専有面積」「築年数」「保守状態」「角部屋」などの希少性などにも含まれます。

不動産は「価格」と「スペック」とのバランスでなりたっています。

数字に置き換えて言いますと
「価格:1.0」VS「スペック:0.9」の場合は
価格が相場でスペックが低い場合、高い物件と言う評価を受けます。

「価格:1.1」VS「スペック:1.0」の場合は
価格が相場より高くてスペックが標準の場合、高い物件と言う評価を受けます。

「価格:0.9」VS「スペック:1.0」の場合は
価格が相場より安くてスペックが標準の場合、安い物件と言う評価を受けます。

「価格:1.0」VS「スペック:1.1」の場合は
価格が相場でスペックが高い場合、安い物件と言う評価を受けます。

以上は、当たり前の話しなのですが、みなさんにとって「掘り出し物」の定義は2種類あります。

①相場に対して安い「価格」の物件
②相場に対して高い「スペック」の物件

②は少し分かりづらいですが、マンションであれば、東南角部屋・ルーフテラス付などをお考えいただければ分かり易いのではないでしょうか。

要するに、良い意味で如何に「ギャップ」のある物件を探す事ができるかなのです。

何よりも①の「価格」を優先する場合は、いかにして相場より安い物件を探すかで、こだわりや将来の換金性などを考慮する場合は②の方がいいですよね。

では、このような「掘り出し物」を手に入れるにはどうすればいいのでしょう?

不動産会社はこのような情報は一般に情報公開しません。
不動産会社は直接繋がっている買主さんから随時、情報提供します。
いなければ探します。

それは、売主・買主さん両方から手数料が貰える。(※2)両手取引がしたいからです。

なので買主さんは、このような情報を不動産会社から提供してもらおうと思えば不動産会社と直接繋がっておく必要があるのです。

しかも、できるだけ多くの。

でも、全然知らない100社単位の不動産会社と直接繫がるなんて無理があるし、うるさくていやですよね。(電話とメールで頭おかしくなってしまいますね!)

できればみなさんの多くは、周りに知られることなく希望条件に合った、しかもお買い得な物件を買い、絶対失敗したくないと考えていますよね。

ネット社会の現在、このような「お買い得」物件をもっと簡単にしかも安全に手に入れる方法はないのでしょうか?

最後に。

確かに「掘り出し物」は魅力のある物件であることは疑う余地のない事実なのですが、そう簡単には巡り合う事ができないのも事実で、みなさんの従来の探し方では、よほどのラッキーが無ければ限りなく可能性は低いとしか言いようがないのが現実です。

ただ一つだけ確信をもってお伝えできるのは、購入の決断をする時にみなさんは購入しようとしている物件に自分自身がどれほど納得しているかが重要です。

それは探す過程までさかのぼって総合的にその「購入する」と言う自分自身の「決断」を自分自身に納得させられるかであり、「私はここまでして探し、この物件に巡り合うことが出来これ以上の物件はないと確信できる、この物件の購入を決断するのは間違いではない」と思えるかです!